小さな家とOimoの暮らし

日々のことを何か役立つカタチにして発信するブログ

夢はもたなくていい夢に縛られなくていい

久しぶりの投稿です。

このタイトルにしたら、書きたいことが広がり過ぎて収拾がつかなくなっていました(汗

 

悩んだ結果、子育て視点にしようと思います。

 

私は2年前に国家資格のキャリアコンサルタント資格を取得しました(本業は別)

仕事と子育てをしながらの資格試験の勉強は、想像以上にハードで、家族みんなの協力があって無事に合格できました。

 

必死に取った資格。

30代後半、今後の人生を考えライフワークにしたい仕事です。

 

大学卒業後はIT企業で営業や総務人事。その後も組織の一員として、もしくはフリーの業務委託として、いくつかの会社の人材育成や経営企画に参画してきて、

いい意味でも悪い意味でも、世の中には本当に様々な会社があり、様々な人がいるな〜と実感しました。

 

そして人生観にも大きく影響しています。

 

生きていく術として、このように視野を広げるってとても大切だと思います。

仕事だけの人間関係、家族・近しい友人や知人。

楽なこともあるけど、狭い視野になってしまっていたら、一つダメになった時に苦しく感じることもある。

それは子供も、大人も同じ。

知見を広げて、新しい世界をもっと知っていく。自分を保つ上で大切なことです。

 

人の悩みは千差万別。

その悩みを一緒に整理して、どのように人生を歩んでいきたいか、人生というキャリアを考える支援が出来るのがキャリアコンサルタントです。

 

その、キャリアコンサルタント仲間で話題になった本がありました。

 

「その幸運は偶然ではないんです」

〜もうキャリアプランはいらない〜

著者はスタンフォード大学のクランボルツ教授。キャリアの8割は予測できない出来事によって左右されている。として、偶然を積極的にキャリアアップに繋げることを提唱しています。先を見通してキャリアを設計していくことが難しい現代に合った考え方と注目されている考え方です。

 

キャリアをプランニングするはずの、キャリアコンサルタントが絶賛していました。

 

私は正直すべてのエピソードは読んでいません。(多くの人物にまつわる具体的なエピソードが紹介されています)

 

親目線でハッとしたのが、

「将来の目標にこだわる必要はない、一時しのぎで口にした職業の名前に縛られる必要はない」

という内容です(実際には一言ではないです)

 

※引用------------------------------------------------------------------

ある調査の結果、18歳の時に考えていた職業に就いている人は、

全体の2%にしかすぎないことがわかりました。

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他にもこのように書かれています。

大人から将来について聞かれて、その場を逃れるために職業名を言うこともあります。大人は良かれと思って、それなら〇〇を学ぶといい、スクールは〇〇へと勧めてくる。だんだんと子供は期待を背負い、そうするものだと思い込んでしまうことがある。人生の早い時期に決めた一つの選択に縛られる必要はなく、もし違うと思ったならば、罪悪感を感じることはない。

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私たちも、こどもの頃に一度は経験した感情ではないでしょうか。

”やると言ったことは絶対にやらないといけない”

辞めるのはかっこ悪い。なんだか親に申し訳ない。

でも、周りを気にしすぎる必要もなく、罪悪感を持ちすぎて視野を狭くしなければ、

選択肢はいつでもあるのですよね。

 

ものすごい勢いで変化している現代、

今の職業が将来あるとは限りません。

チャットgptが世間を賑わしています。AIがいよいよ身近に感じてきて。

将来なくなる職業のランキング情報がネットを踊っています。

 

将来何になりたいか?

そう、こどもに聞くことは、悪いことではないと思います。

わが家も、こどもに聞くたびに将来の夢が変わります。それでいい。

 

ただ、同時に「その夢に縛られなくていい」

という柔軟性は伝えておく必要があると感じます。

 

もしくは、夢をもった時。夢に向かって走ることができたら、

とても心躍る大切な時間だと思います。

 

ただ、夢に破れても、その先にはたくさんの選択肢がある。

幸運に夢が叶ったとしても、それで終わりではなく、人間関係や環境などで、悩むことがあるかもしれない。

 

だから将来は計画できない。

偶然の出来事を、受け身ではなく主体的かつ積極的に捉えていくか。

そして偶然を、どう意図的に生み出していくか。

 

悩んだ時や苦しい時には、心を開放して。

広い視野・視点で、選択する。

 

子育てをしながら、

わが子もいつか悩み、苦しみ、困難にぶつかる時が来るのだな。

その時は、少しでも心と頭を整理するサポートが出来たらいいな。

 

そんなことを、改めて考えさせられた本でした。